たのみ‐どころ【頼み所】
1 たよりにする所。たのみとする人。たよりどころ。「君より他に—がない」 2 依頼する事柄。「—を明確にする」
たのみ‐の‐つな【頼みの綱】
頼りにしてすがる人や物を綱にたとえていう語。「—が切れる」
たの・む【頼む/恃む/憑む】
[動マ五(四)] 1 相手に、こちらが希望するようにしてくれることを伝えて願う。依頼する。「用事を—・む」「口外しないよう—・む」「代筆を—・む」 2 たよりになるものとしてあてにする。力とし...
頼(たの)む木(こ)の下(もと)に雨(あめ)漏(も)る
《せっかく木陰に雨宿りしたのに、そのかいもなくそこにも雨が漏ってくる、という意から》頼みにしていたのにあてがはずれること。
たのめ【頼め】
《下二段動詞「たの(頼)む」の連用形から》自分を頼りにさせること。期待させること。「行く先の御—、いとこちたし」〈源・夕顔〉
たのめ‐ちぎ・る【頼め契る】
[動ラ四]約束して頼りにさせる。「限りなく深きことを—・り給へれば」〈源・総角〉
たのも‐う【頼もう】
[連語]⇒頼む5
たのもし【頼母子/憑子】
「頼母子講」に同じ。
たのもし・い【頼もしい】
[形][文]たのも・し[シク] 1 信頼できる。頼みにできて心強い。「若いがなかなか—・い」「—・い味方」 2 期待できて楽しみである。「将来が—・い」 3 金持ちである。裕福である。「若かりし...
たのもし‐こう【頼母子講】
金銭の融通を目的とする民間互助組織。一定の期日に構成員が掛け金を出し、くじや入札で決めた当選者に一定の金額を給付し、全構成員に行き渡ったとき解散する。鎌倉時代に始まり、江戸時代に流行。頼母子。無尽講。