あつ‐びたい【厚額】
前額部の縁の部分が高い冠。古くは、壮年で高位の者が用いた。⇔薄額。
あま‐びたい【尼額】
髪を尼削(そ)ぎにしたときの額。「さだ過ぎたる—の見つかぬに」〈源・手習〉
うす‐びたい【薄額】
冠(かんむり)で、額当(ひたいあ)てを細幅に作ったもの。16歳までの少年が用いたが、位の低い者は16歳以上でも用いた。⇔厚額。
おお‐びたい【大額】
江戸時代、男子の鬢(びん)を細く小さくして、額を広くそったもの。中間(ちゅうげん)・小者(こもの)・町奴(まちやっこ)などの間に流行。
か‐がく【価額】
品物のねうちに相当する金額。「財産の—」
かとう‐びたい【火灯額】
近世、女の額ぎわの形の名。火灯形の額ぎわ。富士額。雁金額(かりがねびたい)。
かぶしき‐じかそうがく【株式時価総額】
株式会社の発行済み株式数に株価を掛けた数値。その会社の株式市場での企業価値を評価する指標として用いる。時価総額。
かりがね‐びたい【雁金額】
⇒火灯額(かとうびたい)
がく【額】
1 数量。特に、金銭の量。「賠償金の—」「—を上積みする」 2 物の量。「生産の—」 3 書画を枠に入れて室内の壁などに掛けておくもの。また、その枠。額縁(がくぶち)。 4 紋所の名。3を図案化...
がく【額】
[音]ガク(漢) [訓]ひたい ぬか [学習漢字]5年 〈ガク〉 1 ひたい。「前額部」 2 壁などに掲げる書き物。「額縁(がくぶち)/篆額(てんがく)・扁額」 3 金銭上の数値。「額面/価額...