いむ‐こと【忌む事】
[連語] 1 仏の戒めを守ること。持戒。仏戒。いみごと。 2 (多く「忌む事受く」の形で)受戒すること。「重くわづらひ侍りしが、頭(かしら)剃(そ)り、—受けなどして」〈源・夕顔〉
いも‐がお【痘痕顔】
痘瘡(とうそう)のあとのある顔。あばたづら。いもがさがお。「—でも愛敬あばたで、随分思ひ付きのある方だ」〈滑・虚誕計・後〉
いや【嫌/厭】
《「否(いや)」と同語源》 [形動][文][ナリ] 1 欲しないさま。したくないさま。きらいだ。「—なものは—だ」「ピアノのレッスンがだんだん—になる」 2 不愉快なさま。「—な顔一つせず手伝...
いらら・ぐ【苛らぐ】
《「いららく」とも》 [動ガ四] 1 角張る。突っ張る。「こはごはしう—・ぎたる物ども着給へる」〈源・手習〉 2 寒さなどで、鳥肌が立つ。「いと寒げに、—・ぎたる顔して持て参る」〈源・橋姫〉 ...
いりや【入谷】
東京都台東区北部の地名。鬼子母神(きしもじん)を本尊とする真源寺の朝顔市は有名。
いれ‐かわり【入れ代(わ)り/入れ替(わ)り】
1 入れかわること。交代。いりかわり。「—に別の店員が応対する」 2 江戸時代、毎年陰暦11月に歌舞伎俳優が出演する劇場をかえたこと。また、その時の興行。顔見世芝居。
いれ‐ずみ【入れ墨/文身/刺青】
1 皮膚に、針・骨片・小刀などで傷をつけ、墨汁などを入れて文字や絵画などを描くこと。また、そのもの。酸化鉄・朱(しゅ)などを入れて着色もする。江戸時代から遊び人などの間に多く行われた。彫り物。刺...
いろ【色】
[名] 1 ㋐光の波長の違い(色相)によって目の受ける種々の感じ。原色のほか、それらの中間色があり、また、明るさ(明度)や鮮やかさ(彩度)によっても異なって感じる。色彩。「—が薄い」「暗い—」...
いろ‐あい【色合(い)】
1 色彩のぐあい。色の加減。色調。「着物の—」 2 物事の感じやぐあい。傾向。「事件は迷宮入りの—をおびてきた」 3 顔の色つや。顔色。「—心地よげに、声いたう枯れてさへづりゐたり」〈源・玉鬘〉
いろ‐うるし【色漆/彩漆】
顔料を加えて色をつけた漆。朱漆・黒漆・青漆など。