むすぼお・る【結ぼほる】
[動ラ下二]「むすぼれる」に同じ。「ほのめかす風につけても下荻のなかばは霜に—・れつつ」〈源・夕顔〉
むすめみゆき【娘深雪】
女流日本画家、上村松園の作品。浄瑠璃や歌舞伎で知られる「生写朝顔話(しょううつしあさがおばなし)」のヒロイン、深雪を描いたもの。大正3年(1914)の平和記念大正博覧会に出品された、中期の代表作。
むせび‐い・る【噎び入る/咽び入る】
[動ラ五(四)]激しく泣く。むせび泣く。むせいる。「ハンケチに顔を埋めて繁は—・る」〈風葉・青春〉
むだ‐げ【無駄毛/徒毛】
美容や化粧の妨げになる、顔・襟足・腕・足などの毛。
む‐ち【無恥】
[名・形動]恥を恥と思わないこと。また、そのさま。恥知らず。「—な人」「厚顔—」
むっ‐と
[副](スル) 1 怒りに表情をこわばらせるさま。「悪口に—する」「—した顔」 2 熱気・においなどが急に強く感じられるさま。また、それによって息苦しく感じるさま。「悪臭が—鼻をつく」「人いきれ...
むな‐ぐろ【胸黒】
チドリ科の鳥。全長24センチくらい。夏羽は顔・胸・腹にかけて黒くなる。ユーラシア北部で繁殖。オーストラリアへ渡り、日本では春・秋に田などでみられる。あいぐろ。《季 冬》
むね‐くそ【胸糞】
「むなくそ」に同じ。「そう云って葉子は—の悪いような顔付きをして見せた」〈有島・或る女〉
胸三寸(むねさんずん)に納(おさ)・める
心の中にしまい込んで、顔にも言葉にも出さないでいる。胸三寸に畳む。「何もかも—・めておく」
むねむね・し【宗宗し】
[形シク] 1 主となるべき力量がある。おもだっている。「家司(けいし)なども—・しき人もなかりければ」〈源・橋姫〉 2 しっかりしている。りっぱである。「あやしくうちよろぼひて、—・しからぬ軒...