かわ‐たけ【川竹/河竹】
1 川のほとりに生えている竹。 2 メダケ、またはマダケの別名。 3 《川竹の流れの身から》遊女。遊女の身の上。「いづれも—なれば、ただただ後世を願ひ」〈難波鉦・四〉
かん‐がく【勧学】
[名](スル) 1 学問を勧め励ますこと。奨学。 2 浄土宗や浄土真宗本願寺派などで授ける、学階の最高位。
かん‐がん【還願】
「願解(がんほど)き」に同じ。
かんけぶんそう【菅家文草】
平安中期の漢詩文集。12巻。菅原道真著。昌泰3年(900)成立。前半に詩468編、後半に賦・奏状・願文などを収める。
かん‐ごり【寒垢離】
寒中に冷水を浴びて心身を清め、神仏に祈願すること。「—をとる」《季 冬》「—にせなかの竜の披露かな/一茶」→垢離(こり)
かんしん‐じ【観心寺】
大阪府河内長野市寺本町にある高野山真言宗の寺。山号は檜尾(ひのお)山。大宝年間(701〜704)役小角(えんのおづの)の創建と伝える。はじめ雲心寺と称したが、弘仁年間(810〜824)空海が再興...
かん‐じ【官寺】
1 律令制下、寺を維持していく費用をすべて官から支給され、かつ監督された寺。国分寺・勅願寺・定額寺など。 2 幕府の保護を受けていた寺。中世、臨済宗の五山十刹など。
かん‐じゅ【巻数】
僧が願主の依頼で読誦(どくじゅ)した経文・陀羅尼(だらに)などの題目・巻数・度数などを記した文書または目録。木の枝などにつけて願主に送る。神道にもとりいれられ、祈祷師は中臣祓(なかとみのはらえ)...
かん‐じょう【勧請】
[名](スル) 1 神仏の来臨や神託を祈り願うこと。また、高僧などを懇請して迎えること。 2 神仏の分身・分霊を他の地に移して祭ること。「熊野権現(くまのごんげん)を—する」
かん‐じょう【款状】
官位・恩賞などを望み、または訴訟の趣旨を記した嘆願書。かじょう。「九条相国伊通(これみち)公の—にも、ことなる事なき題目をも書きのせて、自讃せられたり」〈徒然・二三八〉