ざっきょ‐ビル【雑居ビル】
飲食店・遊技店・風俗店など多様な業種の店が同居し、それぞれに営業しているビル。
ざんぎり‐もの【散切り物】
歌舞伎世話狂言の一種。明治初期の散切り頭・洋服姿などの新風俗を取り入れたもの。明治5年(1872)から同30年代まで作られ、河竹黙阿弥の「島鵆月白波(しまちどりつきのしらなみ)」などが代表作。散...
しかけぶんこ【仕懸文庫】
洒落本。1冊。山東京伝作・画。寛政3年(1791)刊。江戸深川仲町の岡場所の風俗を描く。
しき‐え【四季絵】
春夏秋冬の自然や人事・風俗の移り変わりが一目で見られるように屏風(びょうぶ)や障子などに描いた絵。四季の絵。→月次(つきなみ)絵
しきどうおおかがみ【色道大鏡】
江戸時代の評判記。18巻。藤本箕山(ふじもときざん)著。延宝6年(1678)16巻が成立、貞享5年(1688)以降に18巻成立。諸国の遊里の風俗・習慣を記したもの。
したまち‐ふう【下町風】
下町らしい特徴。特に、東京の下町の、江戸時代から残っている人情味のあるさっぱりとした気風や風俗をいう。
しまだ‐くずし【島田崩し】
島田まげを崩した髪形。島田まげの髪の余りを笄(こうがい)に巻きつけてまげの前に置くもの。多くは芸者の風俗で、また、忌中などにも結った。
しゃ‐じつ【写実】
[名](スル)物事をありのままに描写すること。「現代風俗を克明に—する」
しゃれ‐ぼん【洒落本】
江戸中期から後期にかけて、主として江戸で流行した遊里文学。通・うがちを主題に、遊里の内部や遊女・遊客の言動を、会話を主にして写実的に描いたもの。寛政の改革で、風俗壊乱を理由に一時禁止された。ふつ...
しゅうがいしょう【拾芥抄】
南北朝時代の百科便覧。3巻。洞院公賢(とういんきんかた)撰、玄孫の実熙(さねひろ)増補。歳時・文学・風俗・諸芸・官位・典礼など99部に分け、漢文で簡略に記述。拾芥略要抄。