かね‐びら【金片】
[名]金銭。「—で枕を付けるのは嫌ぢゃああるまいか」〈人・雪の梅・四〉
[形動]《「金片を切る」の略。近世江戸語》金遣いが荒いさま。「茶飯(さはん)さんも生姜(しゃうが)の(=ケチナ)癖に—...
か‐の【彼の】
[連体]《
の一語化》話し手と聞き手双方の既知の事物をさす。あの。例の。「—有名な物語」「—地」
[連語]《代名詞「か」+格助詞「の」》 1 前に述べた事物をさす。あの。その。「めなもみとい...
かぶら‐むし【蕪蒸(し)】
すりおろしたカブを白身魚やぎんなん・きのこなどの上にのせて蒸し、葛あんやすまし汁をかけた料理。《季 冬》「世に生きて器(うつは)好みや—/野風呂」
かま【罐/缶】
《「釜(かま)」から》「ボイラー」に同じ。「風呂(ふろ)の—」
かま‐ぶろ【竈風呂/釜風呂】
昔、大きなかまどを蒸し風呂に利用したもの。中に塩水を含ませたむしろなどを敷き、余熱で蒸気を発生させる。
かみ‐さん【上さん】
1 商人・職人などの妻、また、その家の女主人を呼ぶ語。→御上(おかみ)さん 2 親しい間柄で、自分の妻、または他人の妻を呼ぶ語。「—の手料理」 3 「かみさま(上様)3」に同じ。「これこれ—、風...
から‐だき【空焚き】
[名](スル)水を入れないで鍋や釜を火にかけたり風呂をたいたりすること。
から‐ぶろ【空風呂】
1 湯水の入っていない、からの風呂。 2 「蒸し風呂」に同じ。
かんとう‐べい【関東べい】
《話し言葉の文末に「べい」をつけるところから》関東なまり。また、それを話す人を、関西の人があざけっていう語。「へへ、—が。さいろくをぜえろくと、けたいな詞(ことば)つきぢゃなあ」〈滑・浮世風呂・二〉
がくや‐ぶろ【楽屋風呂】
劇場の楽屋にある俳優専用の風呂。脂粉で濁るので泥風呂ともいった。