そ‐そ【楚楚】
[ト・タル][文][形動タリ]清らかで美しいさま。可憐(かれん)で美しいさま。多く若い女性についていう。「—とした人」「—たる風情」
薪(たきぎ)に花(はな)
粗野ではあっても、やさしい風情があることのたとえ。
たのみ‐すくな・い【頼み少ない】
[形][文]たのみすくな・し[ク] 1 頼りになるものが少なくて心細い。「—・い顔ぶれで交渉に臨む」 2 長く生きられそうもない。「お蔦の—・い風情は」〈鏡花・婦系図〉
つえ‐ぢょうちん【杖提灯】
杖のような長い柄のついた提灯。「小者の風情に丸袖をかざし、—を提げて行く時もあり」〈浮・男色大鑑・一〉
つくり‐にわ【造り庭】
庭師などの手を加えて風情(ふぜい)のあるようにつくった庭。「—の灯籠の灯影」〈秋声・足迹〉
ドライ【dry】
[名・形動] 1 水気がないこと。水分が少ないこと。また、そのさま。「—な肌」「—シェービング」⇔ウエット。 2 ㋐風情などがなく、ありのままであること。また、そのさま。無味乾燥。「—な現実」 ...
なさけ【情け】
1 人間味のある心。他人をいたわる心。人情。情愛。思いやり。「武士の—」「浮き世の—」→御情(おなさ)け 2 男女の情愛。恋情。また、情事。いろごと。「深—」「薄—」 3 風情。おもむき。あじわ...
なさけ‐な・い【情け無い】
[形][文]なさけな・し[ク] 1 思いやりがない。無情である。すげない。「随分—・い、苛酷な事もためらわずにする」〈鴎外・山椒大夫〉 2 同情の余地がない。嘆かわしい。「—・い成績に終わる」「...
ぬれ‐げしき【濡れ気色】
色っぽい風情。なまめかしいそぶり。「ゆふべゆふべの—」〈浮・一代女・五〉
の‐びたき【野鶲】
ヒタキ科ノビタキ属の鳥。全長13センチくらい。雄は頭・首と背中が黒く、胸が栗色で、腹は白。雌は褐色。ともに翼に白斑がある。日本では夏鳥として渡来し、草原で繁殖する。《季 夏》「—のすこし仰向く風...