ドミニック【(フランス)Dominique】
フロマンタンの自伝的小説。1863年刊。幼なじみの年上の女性への憧憬と報われない恋を、故郷の田園風景を背景に描いた心理小説の傑作。
ながめ【眺め】
1 見渡すこと。遠くまで見ること。また、その風景。眺望。「—のきく場所」「—が良い」 2 物思いにふけりながら見ること。和歌では多く「長雨(ながめ)」と掛けて用いる。「花の色は移りにけりないたづ...
なが・める【眺める】
[動マ下一][文]なが・む[マ下二] 1 視野に入ってくるもの全体を見る。のんびりと遠くを見る。広く見渡す。「星を—・める」「田園風景を—・める」 2 じっと見つめる。感情をこめて、つくづくと見...
にほん‐ししゅう【日本刺繍】
日本の伝統的な刺繍。刺繍台や角枠・丸枠を用い、主に絹地に多彩な絹糸や金糸・銀糸で風景・花鳥などの図柄を刺す。平繍(ひらぬい)・刺繍(さしぬい)・相良繍(さがらぬい)などの技法がある。
のう‐てい【脳底】
1 記憶や印象が保持されている場所を比喩的にいう語。脳の奥底。「—に刻まれた風景」 2 脳の底面。脳を下から見上げたときに見える部分。
のぞ・む【臨む】
[動マ五(四)]《「望む」と同語源》 1 風景・場所などを目の前にする。向かい対する。面する。「海に—・んだ部屋」 2 ある事態が起こるようなところに身を置く。そういう時に当たる。出あう。直面す...
のぼとうら【登戸浦】
葛飾北斎による風景版画のシリーズ「富嶽三十六景」の作品の一。現在の千葉県千葉市付近にあった登戸浦の浅瀬に立つ登戸神社の鳥居と、付近で潮干狩りをする人々の姿を描く。鳥居越しに小さく富士山が見える。...
ノーリッジ‐じょう【ノーリッジ城】
《Norwich Castle》英国イングランド東部、ノーフォーク州の都市ノーリッジにある城。11世紀にウィリアム征服王が建てた木造の城を、12世紀に石造の城に改築。現在は地域の歴史や自然に関す...
はいいろのつき【灰色の月】
志賀直哉の短編小説。昭和21年(1946)1月、「世界」誌の創刊号に発表。昭和23年(1948)刊行の作品集「翌年」に収録。太平洋戦争敗戦直後の山手線車内での一風景を描いた私小説。
はくばのもり【白馬の森】
日本画家、東山魁夷の作品。昭和47年(1972)に発表した連作画「白い馬の見える風景」の一つで、青い森にたたずむ白馬の姿を描く。