等閑(とうかん)に付(ふ)・す
物事を軽くみて、いいかげんに扱う。かえりみないで放っておく。なおざりにする。「おのれが職業をも—・して」〈露伴・風流魔〉
とうろう‐おどり【灯籠踊(り)】
盂蘭盆(うらぼん)や祭礼の際に、点灯した灯籠を頭にのせて踊る風流(ふりゅう)踊り。京都の花園踊りなど、主に、関西以西に分布。
どく‐らく【独楽】
1 ひとりで楽しむこと。自分だけで楽しむこと。「—の樽枕にいかなる夢を結ぶかは知らず」〈風流志道軒伝〉 2 《「こま」の当て字「独楽」を音読みにした語》こま。〈色葉字類抄〉
ない‐しょく【内食】
[名](スル) 1 「うちしょく(内食)」に同じ。 2 こっそり食事を取ること。内証で食事をすること。また、その食事。「早々下タヘ来ると膳所に琴雅乙彦などいふ風流雄(みやびを)が—をきめてゐる」...
なぎ‐づら【薙ぎ面】
木材の表面を手斧(ちょうな)で削って凹凸に仕上げる方法。風流な趣のあるものとして用いる。なぐり。
なさけ【情け】
1 人間味のある心。他人をいたわる心。人情。情愛。思いやり。「武士の—」「浮き世の—」→御情(おなさ)け 2 男女の情愛。恋情。また、情事。いろごと。「深—」「薄—」 3 風情。おもむき。あじわ...
なさけ‐だ・つ【情け立つ】
[動タ四] 1 情けがありそうに振る舞う。「わざとならねど、—・ち給ふ若人は恨めしと思ふもありけり」〈源・藤裏葉〉 2 みやびやかなことをする。風流ぶる。「—・ちたる筋はこのころの人に、えしも勝...
なさけ‐な・い【情け無い】
[形][文]なさけな・し[ク] 1 思いやりがない。無情である。すげない。「随分—・い、苛酷な事もためらわずにする」〈鴎外・山椒大夫〉 2 同情の余地がない。嘆かわしい。「—・い成績に終わる」「...
なま‐ごころ【生心】
1 なまはんかな風流心。「昔、—ある女ありけり」〈伊勢・一八〉 2 好色な心。「兄一万は—、顔を赤めてさしうつぶき」〈浄・根元曽我〉
なま‐めかし・い【艶めかしい】
[形][文]なまめか・し[シク]《動詞「なまめく」の形容詞化》 1 姿やしぐさが色っぽい。あだっぽい。「—・い声」「—・くしなを作る」 2 清新でみずみずしい。若々しい。「あてに—・しう、二月ば...