む‐しん【無心】
[名・形動] 1 無邪気であること。また、そのさま。「—の勝利」「—な子供」 2 意志・感情などの働きがないこと。「—の草木」 3 仏語。 ㋐心の働きが休止していること。 ㋑一切の妄念を離れた...
めいじいちだいおんな【明治一代女】
川口松太郎の小説。昭和10年(1935)、「オール読物」誌に連載。「鶴八鶴次郎」「風流深川唄」と併せて第1回直木賞を受賞。著者による「芸道もの」の代表作。自身の脚色による新派劇は昭和10年(19...
めか・す【粧す】
[動サ五(四)] 1 身なりを飾りたてる。おしゃれをする。非難やからかいの気持ちでいうことが多い。「—・してデートに行く」「いやに—・しているね」 2 それらしく振る舞う。外見をつくろう。「風流...
もて‐あそび【弄び/玩び/翫び】
1 もてあそぶこと。また、そのもの。おもちゃ。「子安貝や、椿の実や、小さいときの—であったこまこました物が」〈中勘助・銀の匙〉 2 心の慰めとする相手。遊び相手。「この宮ばかりをぞ—に見奉り給ふ...
やさ‐おとこ【優男】
1 姿かたちが上品ですらりとしている男。また、性質のやさしい男。 2 風流・芸術を理解する男。風雅な男。みやびお。「名歌仕って御感にあづかるほどの—に」〈平家・一〉
や‐じょう【野情】
自然のままの趣。田舎の風情。野趣。また、無風流な心。「吝嗇(りんしょく)—の人なりとて、爪(つま)はじきをして」〈読・雨月・貧福論〉
やぼ【野暮】
[名・形動]《語源未詳。「野暮」は当て字》 1 人情の機微に通じないこと。わからず屋で融通のきかないこと。また、その人やさま。無粋(ぶすい)。「—を言わずに金を貸してやれ」「聞くだけ—だ」⇔粋(...
ゆう‐し【遊士/游士】
1 風流人。みやびお。 2 浪人。また、志を抱いて他国を遊歴する人。「天外—の懐郷の涙なりき」〈独歩・愛弟通信〉 3 中国、春秋戦国時代、策をたずさえて抗争する諸侯を遊説し、仕官を請うた者。
ゆえ‐だ・つ【故立つ】
[動タ四]子細ありげに振る舞う。もったいぶる。また、風流そうにみえる。「人のかしづくむすめを、—・つ僧、しのびて語らひけるほどに」〈堤・由無し事〉
よう
[助動][○|○|よう|(よう)|○|○]上一段・下一段・カ変・サ変動詞の未然形、助動詞「れる」「られる」「せる」「させる」などの未然形に付く。なお、サ変には「し」の形に付く。 1 話し手の意志...