ひと‐め【人目/人眼】
1 他人の目。世間の人の見る目。「—を避ける」 2 人の往来。人の出入り。「しるきかな浅茅いろづく庭のおもに—かるべき冬の近さは」〈風雅・秋下〉
ふうがしゅう【風雅集】
「風雅和歌集」の略称。
ふうがわかしゅう【風雅和歌集】
室町前期の勅撰和歌集。20巻。花園院監修、光厳院撰。正平4=貞和5年(1349)ごろ成立。京極派の流れをくむ撰集で、歌数2200余首。風雅集。
ふう‐きょう【風狂】
1 気がくるうこと。狂気。 2 風雅に徹し他を顧みないこと。また、その人。
ふう‐だん【風談】
風雅の道に関する話。雅談。
ふう‐りゅう【風流】
[名・形動] 1 上品な趣があること。みやびやかなこと。また、そのさま。風雅。「—な庭」 2 世俗から離れて、詩歌・書画など趣味の道に遊ぶこと。「—を解する」 3 「ふりゅう(風流)2」に同じ。...
ふ‐ぜい【風情】
[名] 1 風流・風雅の趣・味わい。情緒。「—のある庭」 2 けはい。ようす。ありさま。「どことなく哀れな—」 3 能楽で、所作。しぐさ。 4 身だしなみ。「人の—とて朝毎に髪結はするも」〈浮...
ふり‐し・む【降り染む】
[動マ下二]降ってしみ通る。じめじめと降る。「寒き雨は枯野の原に—・めて山松風の音だにもせず」〈風雅・冬〉
ぶん‐が【文雅】
[名・形動] 1 詩文を作ったり、文事に親しんだりする風雅の道。「過ぎ去った時代の—を思起さずには居られない」〈荷風・濹東綺譚〉 2 趣味が洗練されていて、上品なこと。風流なこと。また、そのさま...
ぶん‐じん【文人】
1 詩文・書画など、風雅の道に心をよせている人。「—趣味」 2 文事をもって仕える人。「—武士は国家の重んずる所」〈続紀・元正〉 3 律令制で、大学寮の文章生(もんじょうしょう)。