げい‐ふう【芸風】
俳優などの、独特の演技のしかた・持ち味。「師匠の—を受け継ぐ」
こい‐かぜ【恋風】
恋心のせつなさを、風が身に染みるのにたとえていう語。「冬の夜の—ぞっと身に染て」〈魯文・高橋阿伝夜叉譚〉
こうしょう‐ふう【広精風】
能の芸格の分類の一。世阿弥が九段階に分けたうちの第五位(中三位の第二)。広く精(こま)やかな芸の花を咲かせる種のめばえる、能芸の基本をなす芸境。→九位(きゅうい)
こうしん‐ふう【恒信風】
⇒貿易風(ぼうえきふう)
こうじゃく‐ふう【黄雀風】
陰暦5月に吹く東南の風。この風の吹くころ海魚が変じて黄雀になるという中国の言い伝えによる。《季 夏》「鶴去って—の吹く日かな/碧梧桐」
こうせい‐ふう【恒星風】
恒星から放出されるプラズマの流れ。恒星表面のガスの圧力や光球の放射圧が重力より強い場合に放出される。太陽風も恒星風の一種。星風。
こうはくばいずびょうぶ【紅白梅図屏風】
江戸中期の画家、尾形光琳の代表作。紙本金地著色による二曲一双の屏風で、画面中央に水流を描き、左右に紅白の梅を配した作品。光琳最晩年の作と見られている。国宝。MOA美術館蔵。紅白梅図。
こう‐びょうぶ【香屏風】
香道で、かおりを聞くときに用いる屏風。かおりが風で散乱しないように、周囲に立てるもの。
こう‐ふう【光風】
晴れあがった春の日にさわやかに吹く風。また、雨あがりに、草木の間を吹き渡る風。
こう‐ふう【好風】
1 よい景色。「松島は扶桑第一の—にして」〈奥の細道〉 2 快い風。