くらい‐こ・む【食らい込む】
[動マ五(四)] 1 刑務所などに入れられる。「三年も—・んだ」 2 厄介なものを背負い込む。「人の借金を—・む」
くらい‐つ・く【食らい付く】
[動カ五(四)] 1 くいつく。かみつく。「魚がえさに—・く」 2 しがみつく。しっかり取り付く。「相手の腰に—・いて離れない」「金もうけの話に—・く」
くらい‐づめ【食らひ詰め】
《「位(くらい)詰め」の「位」に「食らい」を当てたもの》じりじりと動きのとれない状態になって行くこと。また、生活が苦しくなること。「すこしの利潤を見かけて—になりて、内証かなしく」〈浮・永代蔵・一〉
くらい‐よ・う【食らい酔う】
[動ワ五(ハ四)]大酒を飲んで酔っぱらう。「酒に—・って居ると見えて」〈逍遥・内地雑居未来之夢〉
くら・う【食らう/喰らう】
[動ワ五(ハ四)] 1 「食べる」「飲む」のぞんざいな言い方。「大飯(おおめし)を—・う」「大酒を—・う」 2 迷惑などを身に受ける。こうむる。「小言を—・う」「パンチを—・う」 3 生活する。...
くらわ・す【食らわす】
[動サ五(四)] 1 飲み食いさせる。くわす。「酒でも—・しとけ」 2 強打・衝撃などを受けさせる。こうむらせる。「パンチを—・す」「捨て台詞(ぜりふ)を—・して立ち去る」 [動サ下二]「く...
くらわ・せる【食らわせる】
[動サ下一][文]くらは・す[サ下二]「食らわす」に同じ。「ひじ鉄を—・せる」
くらわんか‐ぶね【食らわんか舟】
《「酒くらわんか、あん餅くらわんか」などと呼号したところから》江戸時代、淀川を往来する乗合船の乗客に、飲食物などを売った煮売り船の俗称。くらわんか。→煮売り船