かざり‐もの【飾り物】
1 飾りにする物。「床の間の—」 2 正月のお飾り。松飾りやしめ飾りに使う物。 3 祭礼などのときに人通りの多い所に飾って見せる物。 4 それらしく見えるが、実際には役に立たないものや人。「—の会長」
かざり‐や【飾り屋/錺り屋】
「飾り職」に同じ。
かざり‐わら【飾り藁】
正月に飾る、わらで作った飾り物。輪飾り・しめ飾りの類。
飾(かざ)りを下(お)ろ・す
髪を剃って、僧尼となる。落飾(らくしょく)する。「孝謙天皇も、大菩提心をおこし、御—・させ給ひ」〈平家・八〉
かざ・る【飾る】
[動ラ五(四)] 1 他の物を添えたり、手を加えたりするなどして、美しく見せるようにする。装飾する。「食卓を花で—・る」 2 物を、人目につくように工夫して、置き並べる。「商品をウインドーに—・...
しかま【飾磨】
兵庫県姫路市南部の地名。古くから瀬戸内海の要港。褐(かち)染めの産地。[歌枕]「播磨なる—に染むるあながちに人を恋しと思ふころかな」〈詞花・恋上〉
しかま‐の‐かち【飾磨の褐】
飾磨で行われた濃い紺や褐色の染め色。また、その布。飾磨紺(しかまごう・しかまこん)。
しょく【飾】
[常用漢字] [音]ショク(漢) [訓]かざる 1 かざる。かざり。「虚飾・修飾・装飾・服飾・粉飾・文飾」 2 髪かざり。髪。「復飾・落飾」 [補説]「餝」は異体字。 [名のり]あきら・よし
しょく‐げん【飾言】
言葉を体裁よく飾ること。また、その言葉。「どういう角度から見ても、完全な悪だ。—の余地はない」〈中島敦・李陵〉
しょく‐しょ【飾緒】
武官が正装のときに、右肩から胸の前に垂らす飾りひも。金と銀の区別がある。一般には参謀懸章という。しょくちょ。