ねん‐こう【拈香】
1 香をつまんでたくこと。 2 「拈香文」の略。
のこり‐が【残り香】
《「のこりか」とも》人が立ち去ったあとに残る、その人のにおい。「—が漂う」
はくわ‐こう【百和香】
《「はくわごう」とも》練り香の一種。陰暦5月5日に百草を合わせて作ったという。ひゃくわこう。
ひゃくわ‐こう【百和香】
⇒はくわこう(百和香)
はな‐が【花香】
1 におい。いろつや。人を引きつける美しさをいう。転じて、心ばえ。「頭(かしら)を頭と敬ひし礼義ぞ仲間の—なる」〈浄・博多小女郎〉 2 花の香気。また、茶の芳しい香気。「これ茶を一つ参らぬか、—...
はなび‐せんこう【花火線香】
⇒線香花火
はんごん‐こう【反魂香】
それをたくと死者の魂を呼びもどして、その姿を煙の中に現すという想像上の香。中国の漢の武帝が、夫人の死後、恋しさのあまり香をたいてその面影を見たという故事による。
ばいか‐こう【梅花香】
1 練り香の一種。梅の花の香りに似せてつくったもの。 2 「ばいかのあぶら」に同じ。「—の光鏡にかがやき前髪のなだれ両の耳にふりわけ」〈浮・御前義経記・一〉
ひと‐か【人香】
人の移り香。人のにおい。「騒めく物音と共に若い—が立上った」〈森田草平・煤煙〉
び‐こう【微香】
かすかなかおり。「—性整髪料」