あん‐が【晏駕】
《「晏」は遅い、「駕」は乗り物の意で、天子のいつもより遅いお出ましを表現したもの》天子の死ぬこと。崩御。「鳥羽院御—の後は、兵革うちつづき」〈平家・一〉
おう‐が【枉駕】
《乗り物の方向をわざわざ変えて訪ねて来る意から》相手の来訪を敬っていう語。枉車(おうしゃ)。枉顧(おうこ)。「御—の栄を得たく」
かく‐が【鶴駕】
《周の霊王の太子晋(しん)が仙人となり、白い鶴に乗って去ったという「列仙伝」の故事から》 1 皇太子の乗る車。 2 仙人の乗り物。
が【駕】
馬が引く車や駕籠(かご)。
が【駕】
[人名用漢字] [音]ガ(慣) 1 乗り物。また、馬車などに乗る。「枉駕(おうが)・車駕・宝駕・鳳駕(ほうが)・来駕」 2 他より上に出る。「凌駕(りょうが)」 [名のり]のり [難読]駕籠(かご)
けい‐が【繋駕】
1 乗り物に馬をつなぐこと。 2 競馬で、二輪車に人が一人乗り、それを馬に引かせて走る競走。日本では禁止されている。「—競走」
こう‐が【光駕】
他人を敬って、その人が訪ねて来ることをいう語。来駕。光臨。「御—を賜る」
しゃ‐が【車駕】
1 くるま。乗り物。 2 天子が行幸の際に乗るくるま。 3 天子の敬称。
しゅつ‐が【出駕】
貴人が駕籠(かご)や車で外出すること。また、貴人の外出。おでまし。
せい‐が【聖駕】
天子の乗り物。