さわぎ‐た・つ【騒ぎ立つ】
[動タ五(四)] 1 騒ぎはじめる。また、盛んに騒ぐ。「心が—・つ」「風に—・つ波」 2 騒々しく立ち去る。「群鳥(むらどり)の—・ちぬるこなたより雲の空をぞ見つつながむる」〈平中・七〉 [...
さわぎ‐た・てる【騒ぎ立てる】
[動タ下一][文]さわぎた・つ[タ下二]大騒ぎをする。あれこれ言い立てたりして騒ぐ。「つまらないことで—・てるな」
さわぎ‐なかま【騒ぎ仲間】
遊里などでの遊び仲間。遊蕩(ゆうとう)仲間。遊興の友。「折ふし洛中に隠れなき—の男四天王」〈浮・五人女・三〉
さわ・ぐ【騒ぐ】
[動ガ五(四)]《上代は「さわく」》 1 ㋐やかましい声や音を立てる。「子供が—・ぐ」 ㋑ざわざわと音を立てる。「白波が—・ぐ」 2 多くの人が一緒になって反対したり、要求・不平を訴えて叫んだり...
さわ‐だ・つ【騒立つ】
[動タ五(四)]《「ざわだつ」とも》騒がしくなる。騒ぎはじめる。「瀑布に近づく水流の—・つように」〈蘆花・思出の記〉
そう【騒】
中国文学で、韻文の一体。屈原の「離騒」に由来する名称で、社会や政治に対する憂憤を述べたもの。騒体。楚辞体。
そう【騒〔騷〕】
[常用漢字] [音]ソウ(サウ)(呉)(漢) [訓]さわぐ 1 さわぐ。さわがしい。「騒音・騒然・騒動/狂騒・喧騒(けんそう)・物騒」 2 漢詩の一体。「騒体」 3 文学。風流。「騒客(そうかく...
そう‐おん【騒音】
騒がしく、不快感を起こさせる音。また、ある目的に対して障害になる音。計量的には80デシベル以上の大きな音。「—防止」
そうおん‐きせいほう【騒音規制法】
工場の事業活動や建設工事に伴って発生する騒音について必要な規制を行い、また自動車騒音の許容限度を定めることなどにより、生活環境を保全し、国民の健康の保護に資することを目的とする法律。昭和43年(...
そうおん‐けい【騒音計】
騒音の大きさを測定する装置。日本では日本産業規格(JIS)で定められた人間の聴覚の周波数特性に対応する補正をして、音の大きさを表す。単位はホンまたはデシベル(dB)。