髪結(かみゆ)いの乱(みだ)れ髪(がみ)
⇒髪結い髪結わず
髪(かみ)を下(お)ろ・す
頭髪をそって僧または尼になる。剃髪(ていはつ)する。「—・して仏門に入る」
髪(かみ)を生(は)や・す
《「はやす」は「切る」を忌んでいう語》童子の垂れ髪を切りそろえて元服する。「—・して祝言(しうげん)の、言の葉添ふる初元結(はつもとゆひ)」〈謡・元服曽我〉
か‐もじ【髢/髪文字】
《「か」は「かみ(髪)」「かずら(髢)」などの頭音》 1 (髢)婦人が髪を結うとき添える毛。そえがみ。そえげ。いれがみ。 2 髪をいう女房詞。おかもじ。 3 和船の舳先(へさき)に、房のように垂...
かん‐ざし【髪状】
《「かん」は「かみ(髪)」の音変化。「さし」は物のようすの意》 1 額の上の髪の生えぐあい。髪のようす。「額つき、—、いみじううつくし」〈源・若紫〉 2 髪。「姫君を近づけて、緑の—を撫であげ」...
かん‐づか【髪束】
《「かみつか」の音変化》髪を束ねた部分。もとどり。「—つかんで取って引き伏せ」〈浄・扇八景〉
くし【髪】
(「おぐし」「みぐし」の形で用いる) 1 頭髪。かみ。「御—長く美しうて」〈栄花・花山尋ぬる中納言〉 2 (「首」「頭」と当てて書く)頭。くび。「御—も痛く、身も熱き心地して」〈源・夕顔〉
くし‐あげ【髪上げ】
⇒御髪上(みぐしあ)げ
こう‐ぎわ【髪際】
《「かみぎは」の音変化》髪の生えぎわ。「—によりて二寸ばかり傷あり」〈宇治拾遺・一〉
こう‐ぞり【髪剃り】
《「かみそり」の音変化》 1 剃刀(かみそり)。「—脇にはさみて持(も)たり」〈落窪・二〉 2 仏門に入る式で、戒師が、出家する人に戒をさずけて髪をそり落とすこと。また、髪をそって仏門に入ること...