おにつら【鬼貫】
⇒上島鬼貫(うえじまおにつら)
おに‐と【鬼斗】
隅肘木(すみひじき)の上にあって、上部の直角に交わる肘木の交点を支える特殊な形の斗(と)。菊斗(きくと)。隅斗(すみと)。
鬼(おに)とも組(く)・む
《「組む」は組み打ちするの意》 1 非常に強そうに見えることのたとえ。 2 強いばかりで少しも人情を解しないことのたとえ。
おに‐どころ【鬼野老】
ヤマノイモ科の多年草トコロの別名。
おに‐どの【鬼殿】
鬼・妖怪が住むという家。特に平安時代、京都三条の南にあった、憤死したと伝えられる藤原朝成の家をさす。「此の三条よりは北、東の洞院よりは東の角は—と云ふ所也」〈今昔・二七・一〉
おにどものよるはふかい【鬼どもの夜は深い】
三枝和子の長編小説。昭和58年(1983)刊。同年、第11回泉鏡花文学賞受賞。
おに‐なべな【鬼山芹菜】
ラシャカキグサの別名。
鬼(おに)に金棒(かなぼう)
《強い鬼にさらに武器を持たせる意から》ただでさえ強いものに、一層の強さが加わること。鬼に鉄杖(てつじょう)。
鬼(おに)に衣(ころも)
1 表面は慈悲深そうなようすをしていても、内心は鬼のように恐ろしいこと。狼(おおかみ)に衣(ころも)。 2 《鬼は本来裸で衣服を必要としないところから》不必要なこと。また、ふつりあいなこと。
鬼(おに)の居(い)ぬ間(ま)に洗濯(せんたく)
怖い人や気兼ねする人のいない間に、思う存分くつろぐこと。