おに【鬼】
《「おん(隠)」の音変化で、隠れて見えないものの意とも》 [名] 1 仏教、陰陽道(おんようどう)に基づく想像上の怪物。人間の形をして、頭には角を生やし、口は横に裂けて鋭い牙(きば)をもち、裸...
おに【鬼】
人形美術家、川本喜八郎による短編の人形アニメーション作品。昭和47年(1972)制作。「今昔物語集」に着想を得た怪談。
おに‐あざみ【鬼薊】
1 キク科の多年草。日本特産で、本州の山中に自生。高さ0.5〜1メートル。全体に毛が多い。葉は基部が広く、縁に長いとげがある。6〜9月ごろ、粘りけのある紫色の頭状花をつける。 2 一般に、夏から...
おに‐あそび【鬼遊び】
「鬼ごっこ」に同じ。
おに‐いた【鬼板】
檜皮葺(ひわだぶ)きや杮葺(こけらぶ)きで、箱棟の両端に鬼瓦の代わりに取り付ける板。
おに【鬼】
[共通する意味] ★得体の知れない怪しげなもの。[英] a monster; an apparition[使い方]〔化け物〕▽人を捕って食う化け物▽化け物を退治する〔お化け〕▽お化けが出るという...
きさい【鬼才】
[共通する意味] ★優れた才能。また、その持ち主。[英] a genius[使い方]〔天才〕▽天才の夭折(ようせつ)を惜しむ▽天才ピアニスト▽天才的〔偉才〕▽偉才の少年▽大した偉才だ〔奇才〕▽天...
きせき【鬼籍】
[共通する意味] ★寺で、死者の名前や死亡年月日などを記した帳簿。[英] a necrology[使い方]〔過去帳〕▽過去帳を読み上げる〔点鬼簿〕▽点鬼簿に加える〔鬼籍〕▽鬼籍に入る(=死亡する...
きこくしゅうしゅう【鬼哭啾啾】
悲惨な死に方をした者の浮かばれない亡霊の泣き声が、恨めしげに響くさま。転じてものすごい気配が漂い迫りくるさま。▽「鬼哭」は浮かばれない霊魂が声を上げて泣き悲しむこと。「啾啾」はしくしくと泣く声の形容。
きしゅつでんにゅう【鬼出電入】
現れたり消えたりがすばやく、目にとまらないこと。また、出没が奔放自在で予測できないこと。鬼神のように足跡がなく自在で、稲妻のように速やかに出没する意から。
きめんかくじん【鬼面嚇人】
虚勢を張って人をおどすことのたとえ。
きめんぶっしん【鬼面仏心】
表面は怖そうだが、内心はとてもやさしいこと。また、そのような人。鬼のように怖そうな顔に、仏のようなやさしい心の意から。