たか‐おに【高鬼】
鬼ごっこの一。地面よりも高いところにいる間は、鬼につかまらないとするもの。
てつなぎ‐おに【手繋ぎ鬼】
鬼ごっこの一。初めに一人の鬼を決める。それにつかまった者も鬼となり、元の鬼と手をつないで他の者を追いかける。
てんとう‐き【天灯鬼】
奈良興福寺所蔵の鬼の姿の彫像。寄せ木造り。着色。建保3年(1215)康弁作。竜灯鬼と一対をなし、左肩と左手で灯籠を支え持つ。国宝。
とうだい‐き【灯台鬼】
頭に灯台をのせた鬼。遣唐使として唐に渡った軽(かる)の大臣が、皇帝によって額に灯台を打ちつけられ、鬼の姿に変えられたというもの。源平盛衰記に見える。 南条範夫の短編歴史小説。の説話をモチー...
ないたあかおに【泣いた赤鬼】
浜田広介による童話。人間と友だちになりたい赤鬼と、彼が人間と仲良くなれるよう悪者役を引き受ける青鬼の友情と別れを描く。 [補説]昭和8年(1933)の児童誌初掲載時の題は「おにのさうだん」だった...
ひと‐おに【人鬼】
鬼のように無慈悲で残忍な人。「出(いで)し都会(みやこ)に—はなくとも」〈一葉・やみ夜〉
びょう‐き【病鬼】
人にとりついて病気をひき起こすという鬼。また、病気を鬼にたとえていう語。病魔。「—忽ちに去って」〈地蔵菩薩霊験記・一〉
べきら‐の‐おに【汨羅の鬼】
《楚の屈原が汨羅に身を投じて死んだ故事から》屈原の霊。転じて、水死した人。溺死者。
みず‐せがき【水施餓鬼】
水辺で行う施餓鬼。
むかい‐おに【向(か)い鬼】
日本の子供の遊戯で、鬼ごっこの一。二組に分かれて陣を作り、陣と陣との間の鬼につかまらないようにして、相手の陣に入りこむもの。