ドイツ‐ごい【ドイツ鯉】
コイの飼養変種。ドイツで食用のために改良され、うろこが少ない。体高が高く、成長が速い。日本には鏡鯉・革鯉が知られている。
に‐ごい【似鯉】
コイ科の淡水魚。湖沼や中・下流の川底にすむ。全長約50センチ。体は細長くわずかに側扁し、口ひげは一対。背側は暗褐色で腹側は白い。食用。さい。
にしき‐ごい【錦鯉】
コイの色変わり種をもとに日本で改良された品種。色彩・斑紋はきわめて多様。色鯉。花鯉。変わり鯉。《季 夏》
ひ‐ごい【緋鯉】
コイの一品種。体色は赤や赤黄色、斑紋のあるものなどさまざま。ニシキゴイはこれをもとに改良したもの。《季 夏》
ま‐ごい【真鯉】
種本来の色彩とうろこをもつコイのこと。体色は黒っぽい。
俎板(まないた)の鯉(こい)
《俎板の上の、料理されるのを待つ鯉の意から》相手の意向や運命にまかせるよりほかに方法のない状態のたとえ。俎板の魚(うお)。俎上(そじょう)の魚(うお)。
ゆ‐ごい【湯鯉】
スズキ目ユゴイ科の魚。河川の中流から汽水域にかけて生息し、全長約25センチ。体は側扁し、目が大きく、銀白色で黒点が散在する。南日本から熱帯にかけて分布。静岡県伊東市の温泉の湧出する浄ノ池が北限と...
よう‐り【養鯉】
コイを養殖すること。
よど‐ごい【淀鯉】
大阪の淀川で産するコイ。最も美味とされた。
り【鯉】
[人名用漢字] [音]リ(呉)(漢) [訓]こい 〈リ〉魚の名。コイ。「鯉魚/養鯉」 〈こい(ごい)〉「鯉幟(こいのぼり)/緋鯉(ひごい)・真鯉」