やま‐うずら【山鶉】
キジ目キジ科ヤマウズラ属の鳥の総称。アジア・ヨーロッパに分布。ヨーロッパヤマウズラは全長約30センチ。体はずんぐりして尾が短く、灰色に赤褐色の斑があり、腹に逆U字形の斑をもつ。狩猟鳥。
やま‐がら【山雀】
シジュウカラ科の鳥。全長14センチくらい。背面が青灰色、腹面が赤褐色で、頭とのどは黒い。日本・朝鮮半島・台湾に分布し、低山や平地の林にすむ。人になれやすく、仕込むと神社の前でおみくじを引くなどの...
やま‐がり【山狩(り)】
[名](スル) 1 山で鳥や獣を狩ること。 2 山中に逃げ込んだ犯罪者などを追って大勢で捜索すること。「警察犬も使って—する」
やま‐ぐち【山口】
1 山の登り口。山への入り口。 2 鷹狩(たかが)りで、まず狩り場に入ること。また、その所。「—入らせ給ひしほどに、しらせうといひし御鷹の、鳥を取りながら」〈大鏡・道長下〉 3 《猟師が山の入り...
やま‐ぐるま【山車】
ヤマグルマ科の常緑高木。一科一属一種。山中に自生し、高さ約15メートル。葉は枝の先に輪状に互生し、長楕円形で先がとがり、つやがある。5、6月ごろ、黄色い小花が総状に咲く。果実は袋果。樹皮からは鳥...
やま‐げら【山啄木鳥】
キツツキ科の鳥。全長約30センチ。アオゲラに似て背は緑色、下面は淡灰褐色。雄だけ額が赤い。ユーラシアに分布し、日本では北海道の山地にすむ。
やま‐しぎ【山鷸】
シギ科の鳥。全長約35センチ。体はずんぐりし、褐色の複雑な斑紋があり、頭部に黒褐色の横帯がある。くちばしはまっすぐで長い。山地の雑木林や竹やぶにすみ、ミミズなどを食べる。ぼとしぎ。《季 秋》
やましな‐ちょうるいけんきゅうじょ【山階鳥類研究所】
鳥類の調査・研究を行う公益財団法人。昭和7年(1932)山階芳麿(よしまろ)が私邸に建てた山階鳥類標本館を前身とし、昭和17年(1942)設立。所在地は千葉県我孫子(あびこ)市。
やま‐しょうびん【山翡翠】
カワセミ科の鳥。全長28センチくらい。頭は黒、胸は白、背が青藍色で、腹と太いくちばしと脚が赤色。中国・東南アジアにみられ、日本では迷鳥。
やましろ‐の【山城の/山背の】
[枕]山城国鳥羽の地の意から、「とは」にかかる。「—とはにあひ見む」〈古今・恋四〉