そ【粗/麁】
[名・形動] 1 あらいこと。雑なこと。大まかなこと。また、そのさま。「表面の—なる物体に」〈寅彦・ルクレチウスと科学〉 2 粗末なこと。また、そのさま。「只管(ひたすら)服装の—なるを排して」...
そえん‐ふう【麁鉛風】
能で、九位のうちの最下位(下三位の第三)の芸格。荒くて鈍重で、格に外れた芸境。→九位(きゅうい)
そ‐けい【粗景/麁景】
粗末な景品。商店で出す景品をへりくだっていう語。
そ‐げん【粗言/麁言】
粗末なことば。無礼なことば。粗語。そごん。
そ‐ごん【粗言/麁言】
⇒そげん(粗言)
そし‐たいよう【麁枝大葉】
まばらな枝と大きな葉。文章を書くのに、細かな規則にとらわれないで、伸び伸びと筆をふるうことのたとえ。
そ‐しょく【粗食/麁食】
粗末な食事。また、それを食べること。「—に耐える」「粗衣—」
そ‐そう【粗相/麁相】
[名](スル) 1 不注意や軽率さから過ちを犯すこと。また、その過ち。「お客様に—のないように」 2 大便や小便をもらすこと。「子供が遊びに夢中で—する」 [名・形動ナリ] 1 粗末なこと。...
そ‐ぞう【粗造/麁造】
[名・形動]粗末につくること。粗悪なつくり。また、そのさま。「汽車まで旧式で、—で」〈藤村・破戒〉
そ‐だ【粗朶/麁朶】
切り取った木の枝。薪に用いるほか、海苔篊(のりひび)などにも使う。