ばく‐すい【麦穂】
むぎの、ほ。
ばくせきざん‐せっくつ【麦積山石窟】
中国、甘粛省天水県の南東にある麦積山に残る石窟寺院。194の石窟や磨崖仏が現存。造営は宋代に及び、各時代の塑像・壁画・磨崖仏など多数を残す。
ばく‐にょう【麥繞/麦繞】
漢字の繞(にょう)の一。「麩(ふ)」「麺(めん)」などの「」の称。
ばく‐はん【麦飯】
麦だけ、または米に麦をまぜて炊いためし。むぎめし。
ばくもんどう【麦門冬】
ジャノヒゲまたはヤブランの塊根。漢方で、強壮・鎮咳(ちんがい)・去痰(きょたん)に用いる。
ばくりゅう‐しゅ【麦粒腫】
まぶたにあるマイボーム腺やまつ毛の根もとの皮脂腺に、黄色ぶどう球菌が感染し、赤くはれて痛む病気。ものもらい。 [補説]地域により、めもらい・めばちこ・めいぼ・めっぱ・おひめさんなどとも呼ばれる。
ばく‐ろう【麦浪】
麦の穂が風になびき揺れるさまを波にたとえた語。麦の穂波。「—菜花のまん中に二階立ての瓦屋の」〈蘆花・思出の記〉
ばく‐ろう【麦隴】
《「隴」は、畑、また、畑のうねの意》麦畑。
ばっ‐かく【麦角】
麦角菌が麦類の穂に寄生してつくる菌核。長さ約1〜3センチの角(つの)状で表面は紫黒色。アルカロイドを含み有毒。陣痛促進・子宮止血剤に使用。
ばっかく‐アルカロイド【麦角アルカロイド】
麦角に含まれるアルカロイドの総称。これらの抽出物から陣痛誘発剤やLSDが作られる。