むぎ‐ぐわい【麦慈姑】
アマナの別名。
むぎ‐こ【麦粉】
麦をひいて粉にしたもの。特に、小麦粉。うどん粉。
むぎ‐こうじ【麦麹】
麦で作った麹。麦味噌の製造などに用いる。
むぎ‐こがし【麦焦(が)し】
大麦を煎(い)って粉にしたもの。砂糖をまぜてそのまま、または湯に溶いてから食べる。また落雁(らくがん)などの菓子の原料にする。はったい。はったい粉。香煎(こうせん)。煎り麦。《季 夏》
むぎ‐こき【麦扱き】
麦の穂をこき落とすこと。また、その道具。《季 夏》「僧の頭(づ)に—の音絶間なし/竜太」
むぎ‐ごはん【麦御飯】
⇒麦飯1
むぎ‐さく【麦作】
麦を作ること。また、麦の収穫。
むぎしなず【麦死なず】
石坂洋次郎の中編小説。昭和11年(1936)刊行。妻が共産主義運動にかぶれ、愛人の党員作家を追って上京してしまう事態に陥った地方教師の葛藤を描きつつ、昭和初期の左翼活動がはらむ問題を批判した作品。
むぎ‐すくい【麦抄い】
ゆでたうどん・そばをすくい上げるざる。あげざる。〈和名抄〉
むぎ‐た【麦田】
1 麦を作っている田。 2 稲の裏作に麦を作っている田。