さくら‐でんぶ【桜田麩】
でんぶの一。タイやタラなど白身魚の身を細かくほぐして煎り、食紅で淡い紅色をつけたもの。
しょう‐ふ【正麩】
小麦粉をこね、水中でもみ洗いして麩をとるときに沈殿したでんぷん。煮て繊維工業用ののりにする。小麦でんぷん。漿麩(しょうふ)。
しょう‐ふ【生麩】
「なまふ」に同じ。
すだれ‐ぶ【簾麩】
薄く作り、すのこの間に挟んで細い筋をつけた麩。
ちくわ‐ぶ【竹輪麩】
グルテンに小麦粉などをまぜ、ちくわ形の型に入れて蒸したもの。おでんや煮物に用いる。
でん‐ぶ【田麩】
タイなどの魚肉を細かくほぐし、砂糖・醤油・みりんなどで味つけし、煎(い)った食品。
なま‐ふ【生麩】
小麦粉に含まれるでんぷん質を水で流し去り、残ったたんぱく質がグルテンを形成したものにもち米などを加え、ゆでるか蒸すかしたもの。汁の具や煮物に用いる。
ふ【麩】
1 小麦粉から得られるグルテンで作った食品。生麩(なまふ)と焼き麩とがある。 2 小麦の皮くず。飼料などにする。ふすま。
ふすま【麩/麬】
小麦をひいて粉にするときに残る皮のくず。家畜の飼料や洗い粉にする。麦かす。からこ。もみじ。
やき‐ふ【焼き麩】
生麩(なまふ)にでんぷんや膨張剤を加え、焼いて乾燥した麩。形により、棒麩・車(くるま)麩・花麩などがある。