えちご‐ちぢみ【越後縮】
越後小千谷(おぢや)地方で産出される、横糸によりをかけて縮織りにした麻織物。小千谷縮。越後布。《季 夏》
エチルエーテル【(ドイツ)Äthyläther】
エチルアルコールを濃硫酸によって脱水して得られる、無色で特異臭のある液体。揮発性と引火性が強い。麻酔剤や溶剤として使用。化学式(C2H5)2O エーテル。
えどハルマ【江戸ハルマ】
⇒波留麻和解(ハルマわげ)
えどぶんがくとちゅうごくぶんがく【江戸文学と中国文学】
国文学者、麻生磯次の著書。近世日本文学と中国文学の関わりについて論じた研究書。昭和21年(1946)の刊行当初のタイトルは「江戸文学と支那文学」。
え‐の‐あぶら【荏の油】
エゴマの種子からとった油。アルファリノレン酸を多く含み、食用とするほか、ペンキ・ワニスなどに使用される。古くは灯用や雨傘などの塗料に用いた。荏胡麻油(えごまあぶら)。紫蘇油(しそあぶら)。えのゆ。
えばら‐そろく【江原素六】
[1842〜1922]教育家・政治家・宗教家。江戸の生まれ。キリスト教徒で、麻布(あざぶ)中学校を設立。衆議院議員、のち勅選議員。立憲政友会に重きをなし、終始教育問題に活躍。
エバーメクチン【avermectin】
放線菌の一種が産生するマクロライド系抗生物質。糸状虫など線虫の神経に作用し、麻痺させたり発育を防止したりするはたらきももつ。1979年に大村智らが発見。アベルメクチン。 [補説]エバーメクチンを...
エフェドリン【ephedrine】
アルカロイドの一。無色の結晶。劇薬で、覚醒剤の原料。漢方薬の麻黄(まおう)に含まれ、明治18年(1885)長井長義が初めて抽出。喘息(ぜんそく)の治療に用いる。化学式C10H15NO
エムアール‐ワクチン【MRワクチン】
麻疹(はしか)・風疹の罹患・発症および症状の重篤化を予防するために接種される製剤。麻疹・風疹の病原体を弱毒化したもので、生ワクチンに分類される。注射接種により体内で能動免疫が作り出され、麻疹・風...
エム‐エム‐アール【MMR】
《measles, mumps, rubella》麻疹(はしか)、流行性耳下腺炎、風疹の混合ワクチン。平成元年(1989)から一般に接種され始めたが、接種開始後から各地で無菌性髄膜炎の発生が報告...