おうばく‐ばん【黄檗版】
江戸時代に黄檗宗の僧鉄眼(てつげん)が出版した大蔵経。6956巻。寛文9年(1669)から天和元年(1681)にかけて完成。隠元が持ってきた明の万暦版に訓点を加え、翻刻したもの。鉄眼版。
おうばく‐りょうり【黄檗料理】
普茶(ふちゃ)料理のこと。黄檗山万福寺で作られたのに始まる。
おう‐ばん【黄幡】
1 葬儀のときに用いる黄色の旗。 2 暦注の八将神の一。軍陣の守護神。弓始めに、この神のいる方角に向かって射れば吉とし、また、その方角に門を建てたり土を掘ったりすることは凶とした。
おう‐へん【黄変】
[名](スル)変色して黄ばむこと。
おうへん‐まい【黄変米】
子嚢菌(しのうきん)の一種が繁殖したため、白米が黄色に変色したもの。有毒。
おう‐ほう【黄袍】
黄色の上着。養老の衣服令で定められた無位の制服。
こう‐ほう【黄袍】
⇒おうほう(黄袍)
おう‐ま【黄麻】
1 ツナソの別名。こうま。 2 「黄麻紙」の略。
こう‐ま【黄麻】
⇒おうま(黄麻)
おうま‐し【黄麻紙】
1 オウマと化学パルプを配合して作った紙。封筒・包装紙などに用いる。 2 キハダで染めた麻紙。奈良時代、多く写経用に漉(す)かれた。黄紙(おうし)。こうまし。