くろ‐づくり【黒作り】
1 黒漆で塗った物。「—の文机(ふづくえ)」 2 イカの墨をまぜて作った塩辛。
くろ‐づる【黒鶴】
ツル科の鳥。小形で、全長約1.1メートル。頭頂が赤く、くびが黒と白で、体は灰色。ユーラシアの温・寒帯に分布し、日本では数の少ない冬鳥。《季 冬》
くろて‐じま【黒手縞】
江戸時代に渡来した縞織物。紺地に3本の赤い縦筋の縞模様がある。
くろ‐てん【黒貂】
イタチ科の哺乳類。テンの仲間で、毛色はふつう黒褐色。シベリア・北海道に分布。光沢のある毛皮は最高級品とされる。セーブル。
くろ‐でんわ【黒電話】
黒色の電話機。特に、日本電信電話公社が一般加入者に提供したダイヤル式の電話機のこと。
くろとかげ【黒蜥蜴】
広津柳浪の小説。明治28年(1895)発表。醜女お都賀が無頼の舅(しゅうと)を毒殺し、自殺するまでの人生を描いた、深刻小説の代表作。
くろ‐とめそで【黒留袖】
留袖1のこと。色留袖に対していう語。
くろ‐とり【黒鳥】
1 羽毛の黒い鳥。 2 黒い水鳥。現在のクロガモという。「—といふ鳥、岩の上に集まり居り」〈土佐〉
くろ‐とりげ【黒鳥毛】
槍(やり)の鞘(さや)や馬印の先などを飾るのに用いた、黒色の鳥の羽。
くろ‐ど【黒戸】
「黒戸の御所」の略。
仏壇をいう女房詞。