あまもり‐ぢゃわん【雨漏り茶碗】
高麗(こうらい)茶碗の一。長年使っているうちに茶が釉(うわぐすり)の気泡にしみ込んでできた、紫鼠色のしみがあるもの。雨漏り手。
くり‐ねずみ【栗鼠】
1 リスの別名。 2 「栗鼠色」の略。 3 馬の毛色の名。栗毛にねずみ色のかかったもの。
そ【鼠】
[音]ソ(慣) [訓]ねずみ 〈ソ〉 1 動物の名。ネズミ。「鼠咬症(そこうしょう)/窮鼠・首鼠・田鼠・殺鼠剤」 2 こそこそと悪事を働く者のたとえ。「鼠賊」 〈ねずみ〉「鼠色・鼠算/野鼠」...
どんみり
[副]色合いなどが濁っているさま。また、空の曇っているさま。どんより。「鼠色の汚え泡だらけになって—と流れたわ」〈鏡花・草迷宮〉
ねん‐よう【年窯】
中国清代の雍正年間(1723〜1735)景徳鎮の官窯で陶官、年希尭(ねんきぎょう)の指導のもとに焼かれた磁器。特に、灰鼠色の青磁が名高い。
ふすぼ・る【燻ぼる】
[動ラ五(四)] 1 煙のすすで黒くなる。すすける。「行灯(あんどう)の紙は油烟に—・りて鼠色をなし」〈鉄腸・花間鶯〉 2 炎が立たず、煙だけ出して燃える。くすぶる。「お寝間の内は抹香で—・りま...
ふんどし【褌/犢鼻褌】
1 男子の陰部をおおう布。下帯(したおび)。 2 女子の腰巻。「女は襷がけで、裾をまくって…鼠色になった—を出している」〈鴎外・青年〉 3 相撲の化粧回し。 4 将棋で、桂馬が相手の駒二つを同時...