そ【鼠】
[音]ソ(慣) [訓]ねずみ 〈ソ〉 1 動物の名。ネズミ。「鼠咬症(そこうしょう)/窮鼠・首鼠・田鼠・殺鼠剤」 2 こそこそと悪事を働く者のたとえ。「鼠賊」 〈ねずみ〉「鼠色・鼠算/野鼠」...
そ‐がい【鼠害】
鼠(ねずみ)による害。
そ‐けい【鼠蹊/鼠径】
腹部と接する下肢の内側。もものつけね。鼠蹊部。
そけい‐せん【鼠蹊腺】
鼠蹊リンパ節のこと。
そけい‐ぶ【鼠蹊部】
⇒鼠蹊(そけい)
そけい‐ヘルニア【鼠蹊ヘルニア】
鼠蹊部に、主として小腸が脱出してくる病気。男子では陰嚢(いんのう)まで下りてくることがある。子供では、先天的に腹壁の構成が不完全なときなどに起こることが多い。脱腸。
そけい‐リンパせつ【鼠蹊リンパ節】
鼠蹊部にある数十個のリンパ節の総称。下肢・外陰部のリンパ液を受け、腰リンパ節に送る。
そけいリンパ‐にくがしゅ【鼠蹊リンパ肉芽腫】
《医学では肉芽腫は「にくげしゅ」という》性病の一。クラミジア感染によって起こる。陰部に小さなただれができて数日で消え、その後2、3週間たつと鼠蹊部のリンパ節が腫(は)れて痛み、塊状となり、瘻孔(...
そ‐こう【鼠口】
ネズミの口。「—終(つい)に象牙なし」
そこう‐しょう【鼠咬症】
ネズミ・猫・イタチなどにかまれて1週間ないし数週間して発病する感染症。スピロヘータの一種またはスピリルムとよばれる病原体が原因で、傷口が熱をもって赤く腫(は)れ、寒け・発熱・頭痛・関節痛・リンパ...