ながお‐ばな【長尾鼻】
鳥取県中央北部にある、日本海に突出した岬。北端の断崖上に高さ68メートルの灯台が、西端には海女(あま)漁業で有名な夏泊(なつどまり)がある。名の由来は鳥の長い尾羽根に似ていることから。長尾ノ鼻。...
ながさき‐ばな【長崎鼻】
鹿児島県南部、薩摩(さつま)半島南東端の東シナ海に突出した岬。指宿(いぶすき)市に属する。西側の平坦地では草花の栽培が盛ん。ソテツが自生し、特別天然記念物に指定。開聞(かいもん)岳の眺望がよく、...
鍋蓋(なべぶた)に目鼻(めはな)
丸く平らで色の黒い顔のことを馬鹿にして言う言葉。
はすきり‐ばな【蓮切り鼻】
低くて、穴が蓮根(れんこん)の切り口のように上を向いた鼻。「たらい口に—」〈浄・振袖始〉
はな【鼻】
1 脊椎動物の嗅覚(きゅうかく)の受容器。哺乳類では顔の前面中央に突き出て、左右二つの鼻孔があり、内部の鼻腔に嗅覚器が分布する。また、呼吸器官の始部をなし、発声を助ける働きもする。「—がつまる」...
はな【鼻】
芥川竜之介の小説。大正5年(1916)発表。「今昔物語」に取材。巨大な鼻をもつ禅智内供(ぜんちないぐ)の心理と、傍観者の利己主義を描いた、作者の出世作。
ひきめ‐かぎばな【引目鉤鼻】
平安・鎌倉時代の作り絵や大和絵などで、特に貴族の男女の顔貌表現に用いられた技法。微妙な調子をつけた細い線で表した目、「く」の字形の鼻、ふっくらとした顔の輪郭などを特徴とする。源氏物語絵巻などが典型。
び【鼻】
[音]ビ(呉) [訓]はな [学習漢字]3年 〈ビ〉 1 体の器官の一。はな。「鼻炎・鼻音・鼻孔・鼻息/酸鼻・耳鼻科」 2 物事の初め。「鼻祖」
〈はな(ばな)〉「鼻息・鼻水/小鼻・目鼻」
ぶた‐ばな【豚鼻】
鼻孔が正面から見えているような鼻。また、鼻の頭を指で押してその形にする子供の遊び。
ぼう‐ばな【棒鼻/棒端】
《「ぼうはな」とも》 1 棒のはし。棒の先。 2 《宿場の境界には棒杭が立っていたところから》宿駅のはずれ。「街道の—の或る家には」〈鉄腸・花間鶯〉