じょび‐き【鋤鼻器】
陸上四足動物のもつ嗅覚器官。鼻腔の一部がふくらんでできたもので、ヘビ・トカゲ類ではよく発達する。ワニ・鳥類などでは消失、霊長類は退化。ヤコブソン器官。
じん‐ちゅう【人中】
1 多くの人のなか。ひとなか。 2 人の体内。 3 鼻と口との間にある縦の溝。水溝穴(すいこうけつ)。にんちゅう。
すい‐き【水気】
1 みずけ。しめりけ。 2 水蒸気。水煙。 3 からだがむくむこと。水腫(すいしゅ)。浮腫(ふしゅ)。「少し—が来たようにむくんでいる」〈芥川・鼻〉
すいほうせい‐こうえん【水胞性口炎】
ウマ・ロバ・ウシ・ブタなどに感染するウイルス性の感染症。家畜伝染病の一つ。ダニ・サシバエ・カなどの吸血昆虫によって媒介・伝播される。感染した動物や汚染物との接触によっても感染する。発熱・流涎など...
すい‐みん【酔眠】
酒に酔って眠ること。酔臥。「鼻毛を長じて—するが如き者にあらざるなり」〈利光鶴松・政党評判記〉
す・う【吸う】
[動ワ五(ハ四)] 1 気体や液体を、口や鼻からからだの中に引き入れる。「大きく息を—・う」「タバコを—・う」「蚊が血を—・う」「蜜(みつ)を—・う」 2 口に引き入れるようにして含む。また、接...
すえつむはな【末摘花】
源氏物語第6巻の巻名。光源氏、18歳から19歳。源氏は常陸宮(ひたちのみや)の娘末摘花と契りを結び、翌朝大きな赤鼻の醜女だったことを知る。
源氏物語の登場人物。常陸宮の娘。容貌は醜いが、古風...
すか‐すか
[副] 1 切れ味がよく、思いのままに切れるさま。「茨など生いしげりて…—と切って払いて」〈鏡花・竜潭譚〉 2 鼻で数度、外気を強く吸い入れるさま。「あっちこっちに鼻先を振り向け、頻りに—息を...
すが・る【嵌がる】
[動ラ五(四)]はめ込まれる。すげられる。「鼻緒がうまく—・る」
すきやれ‐がみ【漉き破れ紙】
漉くときに破れて穴のあいた和紙。「一分小半紙塵々紙で、内の身代—の鼻もかまれぬ紙屑(くづ)治兵衛」〈浄・天の網島〉