おもい‐とど・む【思ひ止む】
[動マ下二] 1 思い切る。あきらめる。「いみじからむ過ちを、さしあたりて見つけたりとも、えとがめ—・むべうもあらず」〈夜の寝覚・三〉 2 深く考える。「物をいたう—・めたりし心に」〈源・夕霧〉...
げんじつ‐げんそく【現実原則】
精神分析の用語。現実生活に適応するために、快楽だけを追い求める本能的欲求を、一時的または永久にあきらめる自我の働き。⇔快楽原則。
うんじょう
(多く「うんじょうする」の形で用いる)懲りて改心すること。あきらめること。「もう—して心をば直さうとはしないで」〈伎・浮名横櫛〉
引導(いんどう)を渡(わた)・す
1 僧が死者に引導2を授ける。 2 相手の命がなくなることをわからせる。あきらめるように最終的な宣告をする場合などにいう。「見込みのない歌手志望者に—・す」
おとこ‐らし・い【男らしい】
[形][文]をとこら・し[シク]いかにも男であると思えるようすである。体格・気質や行動・態度などが、男性のもつべきと考えられている特質を備えている。「—・い顔」「—・くあきらめる」⇔女らしい。 ...
おもい‐た・ゆ【思ひ絶ゆ】
[動ヤ下二]思い切る。あきらめる。断念する。「旅なれば—・えてもありつれど」〈万・三六八六〉
おもい‐き・る【思い切る】
[動ラ五(四)] 1 あきらめる。断念する。「画家になる夢を—・る」 2 決心する。覚悟する。「しばらく間を置いて、姉は—・ったように、言葉をつづけた」〈永井竜男・胡桃割り〉 →諦(あきら)める...
きっぱり
[副](スル)態度をはっきりと決めるさま。「—(と)あきらめる」「—(と)した態度」
こし‐ぬけ【腰抜け】
1 腰の力が抜けて立てなくなること。また、その人。 2 意気地がなく、臆病なこと。また、その人。「もうあきらめるなんて。—め」「—侍」
よし‐な・い【由無い】
[形][文]よしな・し[ク] 1 そうするいわれがない。理由がない。「—・い言い分を繰り返す」 2 そのかいがない。つまらない。くだらない。「—・い長話」「—・い人に組みしたのが運のつきだと」〈...