い‐すくま・る【居竦まる】
[動ラ五(四)]《「いずくまる」とも》恐ろしさや寒さのあまり、身がすくんで動けなくなる。いすくむ。「にらまれて—・る」
いと‐も
[副]《副詞「いと」+係助詞「も」から》 1 程度のはなはだしいさま。非常に。きわめて。「—たやすいことだ」 2 (あとに打消しの語を伴って用いる)あまり。それほど。「—知らぬ道の物語したる、か...
いり‐ほが【入り穿】
[名・形動ナリ] 1 和歌・俳諧などで、あまり技巧を加えすぎて味わいをそこなうこと。「初めの五文字いま少し—なるべし」〈ささめごと〉 2 詮索しすぎて真実から外れること。うがちすぎ。「其の臆測の...
烏賊(いか)の甲(こう)より年(とし)の功(こう)
イカの甲はあまり役に立たないが、年功は積めば積むほど価値がある。年長者の経験は重んじなければならないことをいう。亀(かめ)の甲より年の功。
うす‐ぼんやり【薄ぼんやり】
[副](スル) 1 物の形、事柄の印象などがあまり鮮明ではないさま。「遠くに—と山が見える」「—した記憶」 2 気がきかず、少し間の抜けているさま。「—した人」
うす‐のろ・い【薄鈍い】
[形]物事に対する反応が普通よりのろい。あまりはきはきしていない。どこか間が抜けている。「—・い奴というものは正直ではありませんか」〈露伴・五重塔〉
内(うち)を外(そと)に◦する
遊び歩くなど外出ばかりして家にあまりいない。家を外にする。
うじ‐の‐はしひめ【宇治の橋姫】
《「うじのはしびめ」とも》 京都府宇治市宇治橋の西詰めにある橋姫神社の祭神とされる女神。宇治橋を守る神で、住吉大明神が夜ごと通ったという伝説がある。
嵯峨天皇の代、嫉妬(しっと)のあまり宇治...
うち‐しき・る【打ち頻る】
[動ラ四]たび重なる。ひっきりなしに続く。「参(ま)う上り給ふにも、あまり—・るをりをりは」〈源・桐壺〉
うす‐げしょう【薄化粧】
[名](スル) 1 あまり目立たない程度に化粧すること。また、その化粧。⇔厚化粧。 2 山などに雪がうっすらと積もること。「—した富士山」