あめ‐の【天の】
[連語] 1 天(てん)の。 2 高天原(たかまがはら)の。 3 神聖な。→天(あま)の
あめ‐の‐うお【鯇】
ビワマスの別名。《季 秋》「瀬田降って志賀の夕日や—/蕪村」
あめのうた【雨の歌】
《原題、(ドイツ)Regenlied》ブラームスのバイオリンソナタ第1番の通称。ト長調。全3楽章。1878年から1879年に作曲。第3楽章の主題に、自身が作曲した同名の歌曲を用いている。
あめのおみかんひめ【雨の温州蜜柑姫】
橋本治の小説。昭和53年(1978)に第1作を刊行した青春小説「桃尻娘」シリーズの最終作。平成2年(1990)刊。
あめ‐の‐した【天の下】
1 《空の下、高天原の下の意から》天下。日本全国。あめがした。「—すでに覆ひて降る雪の光を見れば貴くもあるか」〈万・三九二三〉 2 (「天の下の」の形で)非常な。とんでもない。「—の空言(そらご...
あめ‐の‐ひ【天の火】
天から降る神秘的な火。「君が行く道の長手を繰り畳ね焼きほろぼさむ—もがも」〈万・三七二四〉
雨(あめ)の降(ふ)る日(ひ)は天気(てんき)が悪(わる)い
ごく当たり前であること、当然であることのたとえ。
あめ‐の‐みかど【天の御門】
朝廷。皇居。また、天皇。皇室。「恐(かしこ)きや—をかけつれば音のみし泣かゆ朝夕にして」〈万・四四八〇〉
雨(あめ)の宮(みや)風(かぜ)の宮(みや)
《「雨の宮」「風の宮」は伊勢神宮の末社。伊勢参りの案内人が多くの末社にやたらに賽銭(さいせん)を出させるところから》出費の多いこと。また、出費がかさむ原因となる取り巻き連中のこと。「—どもを大勢...
あめ‐の‐わかひこ【天若日子/天稚彦】
日本神話で、天孫降臨に先だち、高天原(たかまがはら)から葦原(あしはら)の中つ国の平定に遣わされた神。出雲に降ったまま復命せず、詰問の使者として雉(きじ)が派遣されてくるとこれを射殺したが、高御...