くち‐だて【口立て】
《「くちたて」とも》 1 完全な脚本がなく、おおよその筋だけ立てておき、俳優どうしが口頭の打ち合わせで芝居をまとめていくこと。 2 大げさに言い立てること。「年がよったほどに—をばせいで」〈史記...
くち‐ずっぱく【口酸っぱく】
[副]同じ言葉をなん度も繰り返して念を入れて言うさま。「いくら—言っても聞かない」
ずん‐なが・る【順流る】
[動ラ下二]次々と順を追って進んでいく。酒宴の席で盃が順にめぐることや、順々に詩歌を詠ずることにいう。「大御酒(おほみき)あまたたび—・れて」〈源・松風〉
くだり‐ぶね【下り船】
1 川を下っていく船。 2 江戸時代、上方(かみがた)から地方へ行く船。「—の船頭宿願して、順風をこふ」〈咄・醒睡笑・六〉 3 伏見から大坂へ下る乗り合いの三十石船。「伏見の京橋に至りけるに、…...
クッブ【Kubb】
スウェーデン発祥のゲーム。決められた配置に立てた複数の木片を、木の棒を下から投げて倒していくもの。昔ながらの遊びがのちにスポーツ化し、1995年からは世界選手権が開催されている。原則として6人対...
唇(くちびる)を噛(か)・む
怒りやくやしさをこらえる。「いつも決勝戦で敗れ、いく度—・んだことであろうか」
くち‐の‐よ【口の世】
食っていくのがやっとの状態。また、その程度のわずかな手当。「やうやう—で抱へられ」〈浮・永代蔵・五〉
くち‐あい【口合(い)】
1 お互いの話がよく合うこと。あいくち。 2 間に立って口をきき、仲介をすること。また、その人。仲人。「肝煎(きもい)り—ある内に、親元確かの判を取り」〈浄・傾城酒呑童子〉 3 しゃれ。地口(じ...
くだり‐づき【降り月】
陰暦の十八夜ごろから二十一、二夜ごろまでの、満月を過ぎてしだいに欠けていく月。《季 秋》⇔上(のぼ)り月。
せい【逝】
[常用漢字] [音]セイ(漢) [訓]ゆく いく 立ち去って帰らない。死ぬことを婉曲にいう語。「逝去/永逝・急逝・長逝・夭逝(ようせい)」