いせ‐の‐うみ【伊勢の海】
伊勢湾のこと。[歌枕]「—に釣りする海人(あま)の浮けなれや心ひとつを定めかねつる」〈古今・恋一〉 催馬楽(さいばら)の曲名。律の曲。
いせのたゆうしゅう【伊勢大輔集】
伊勢大輔の家集。11世紀中ごろの成立。いせのおおすけしゅう。
いせ‐の‐おし【伊勢の御師】
伊勢神宮の下級神職。伊勢暦や御祓(おはらい)を配ったり、また伊勢参りの人々の案内や宿の世話をしたりした。
いせ‐の‐おたうえ【伊勢の御田植】
1 伊勢神宮の2か所の神田で行う田植えの儀式。5月20日ごろと6月24日に行う。御田植え祭り。《季 夏》 2 伊勢神宮の田植えの日として、一般では田植えをしない日。陰暦5月中の一日。
いせ‐の‐くに【伊勢国】
⇒伊勢
いせ‐の‐つかい【伊勢の使】
伊勢神宮へ遣わされた勅使。毎年の神嘗祭(かんなめさい)の例幣使(れいへいし)や臨時の祭典の奉幣使(ほうへいし)などがあった。
いせ‐の‐はまおぎ【伊勢の浜荻】
1 伊勢の浜辺に生えている荻。「あたら夜を—折り敷きて妹(いも)恋ひしらに見つる月かな」〈千載・羇旅〉 2 《伊勢では「はまおぎ」とよぶところから》葦(あし)のこと。「—名を変へて、よしといふも...
いせ‐の‐ふたはしら【伊勢の二柱】
伊勢神宮にまつられている内宮(ないくう)の天照大神(あまてらすおおみかみ)と外宮(げくう)の豊受大神(とようけのおおかみ)の二神。