いが‐ごえ【伊賀越】
奈良時代以来の街道。大和から山城の笠置(かさぎ)を経て、伊賀の柘植(つげ)に出、鈴鹿関に至る官道の称。
「伊賀越道中双六」の通称。
いがごえどうちゅうすごろく【伊賀越道中双六】
浄瑠璃。時代物。10段。近松半二らの合作。天明3年(1783)大坂竹本座初演。伊賀越の仇討ちを題材に、奈河亀輔(ながわかめすけ)の歌舞伎狂言「伊賀越乗掛合羽(のりかけがっぱ)」の改作。「沼津」「...
いがごえ‐の‐あだうち【伊賀越の仇討ち】
寛永11年(1634)岡山藩士渡辺数馬(わたなべかずま)が義兄荒木又右衛門(あらきまたえもん)とともに、父(一説に弟)のかたき河合又五郎(かわいまたごろう)を伊賀上野で討った事件。赤穂(あこう)...
い‐がさ【藺笠】
藺(い)の茎で編んだ笠。《季 夏》
いが‐し【伊賀市】
⇒伊賀
いが‐しゅう【伊賀衆】
「伊賀者(いがもの)」に同じ。
鋳型(いがた)には・める
特徴のないものに作りあげる。画一的で個性のない人間に育てる。「—・めた教育」
い‐がたり【居語り】
能の間狂言(あいきょうげん)の形式の一。シテの中入り後、狂言方が舞台中央に座って、ワキを相手に語るもの。
イガチョリン‐そういん【イガチョリン僧院】
《Yiga Choeling Monastery》インド東部の都市ダージリンにあるグーム僧院の通称。
いが‐とうめ【伊賀専女】
1 キツネの別名。 2 人をだますような口をきく媒酌人をキツネにたとえていう語。「今更に—にやとつつましくてなむ」〈源・東屋〉