にほんさ‐ディーエヌエーウイルス【二本鎖DNAウイルス】
二本鎖DNAをゲノムとして持つウイルス。DNAウイルスのほとんどがこれにあたる。→一本鎖DNAウイルス
にほんさ‐アールエヌエー【二本鎖RNA】
二重らせん構造をとる特殊なRNA。2本の相補的な塩基配列をもつRNA鎖が互いに逆向きに結合したもの。RNAウイルスに特有の構造で、宿主の細胞内で複製する過程でみられる。また、一部のRNAウイルス...
せいじんティーさいぼう‐はっけつびょうウイルス【成人T細胞白血病ウイルス】
ヒトのリンパ球に感染し、成人T細胞白血病やHAMの原因となるレトロウイルス。授乳で母から子へ、性行為で男性から女性に感染する。ヒトT細胞白血病ウイルス(HTLV)と同義にも用いる。ヒトT細胞白血...
ディーがた‐かんえん【D型肝炎】
ウイルス性肝炎の一。D型肝炎ウイルス(HDV)が血液や体液を介して感染することで起こる血清肝炎。HDVはHBV(B型肝炎ウイルス)の存在下でのみ増殖するため、B型肝炎患者だけが感染する。
チズムル‐とう【チズムル島】
《Chizumulu Island》マラウイ東部、マラウイ湖にある島。湖を南北に走るモザンビークとの国境より東に位置するが、リコマ島とともにマラウイ領に属する。
チクングニヤ‐ウイルス【Chikungunya virus】
チクングニヤ熱を引き起こす病原性ウイルス。チクングンヤウイルス。チクングニアウイルス。
ノイラミニダーゼ【neuraminidase】
糖鎖の末端に結合したシアル酸を切り離す作用をもつ酵素。微生物・植物・動物の細胞膜の表面に存在する。インフルエンザウイルスでは、ヒトなどの宿主の細胞内で増殖したウイルス粒子が、細胞膜から離脱して別...
スローウイルス‐かんせんしょう【スローウイルス感染症】
《slow virus infection》長い年月にわたる潜伏期の後に発症し、症状が漸次(ぜんじ)悪化して最終的には死亡するウイルス感染症の総称。麻疹(ましん)ウイルスによる亜急性硬化性全脳炎...
シーがた‐インフルエンザウイルス【C型インフルエンザウイルス】
インフルエンザウイルスのうち、ウイルス内部の抗原性の違いからC型に分類されるウイルス。人と豚に感染する。A型やB型とは異なり、季節に関係なく散発的に小規模な流行を起こす。
ジカ‐ウイルス【Zika virus】
フラビウイルス属のウイルスの一つ。1947年にウガンダのジカ森林でアカゲザルから初めて分離された。ネッタイシマカやヒトスジシマカなどのヤブカを媒介して人に感染し、軽度の発熱や頭痛などを主症状とす...