うきくさ‐かぎょう【浮(き)草稼業】
浮草のように転々として一つの場所に落ち着かない職業。また、その生活。
うき‐ぐも【浮(き)雲】
《古くは「うきくも」とも》 1 空中に浮かび漂っている雲。 2 物事の落ち着きがなく不安定なさまのたとえ。「浮き」と「憂き」をかけて用いることが多い。「—の生活」 [補説]書名別項。→浮雲
うき‐クレーン【浮(き)クレーン】
⇒起重機船
うき‐ぐつ【浮き沓】
1 江戸時代の浮き具で、布袋に入れた漆塗りの木筒。大きいもの一つを背に、小さいもの二つを胸の左右にひもで連ねて身につけるようにしたもの。 2 馬につけると、自由自在に水上を走ることができると信じ...
うきぐも【浮雲】
二葉亭四迷の小説。明治20〜22年(1887〜1889)発表。明治中期の功利主義や官僚制の中で挫折(ざせつ)していく青年の姿を、言文一致体で描いたもの。近代写実小説の先駆とされる。 林芙美子...
うき‐げ【浮(き)毛】
髪の毛をまとめた際などに、表面に飛び出している細く短い毛。生えてきたばかりの毛や、傷んで途中で切れてしまった毛が、目立って見えるもの。あほ毛。
うき‐こ【浮(き)粉】
米粉や小麦粉のでんぷんを精製したもの。菓子製造や紅(べに)の凝結などに使用。
うき‐こうぞう【浮(き)構造】
1 軟弱な地盤のとき、建物の底面全部を基礎盤として、土の上に浮いているような形式の構造。 2 振動を防止するために、天井・壁・床などを弾力性のあるゴム・コルクなどで支持し、主体構造から遮断した構...
うき‐こぼれ【浮き零れ】
学校教育で、学力の高い児童や生徒が、授業を物足りなく感じたり、周囲に対して疎外感をいだいたりする状態。また、そのような児童や生徒。吹きこぼれ。 [補説]「落ちこぼれ」に対してできた語とされる。
うき‐ごけ【浮苔】
ウキゴケ科の苔類。湿地や水中に自生。多数密集し、葉状体は長さ1〜5センチ、幅1ミリほどの線形で、二またに分かれ、内部は気室が発達。