二葉亭四迷の小説。明治20~22年(1887~1889)発表。明治中期の功利主義や官僚制の中で挫折 (ざせつ) していく青年の姿を、言文一致体で描いたもの。近代写実小説の先駆とされる。
林芙美子の小説。昭和26年(1951)刊。自堕落な男を愛し続ける女の悲劇的な人生を描く。昭和30年(1955)、成瀬巳喜男監督により映画化。出演、高峰秀子、森雅之ほか。第29回キネマ旬報ベストテンの日本映画ベストワン作品。第6回ブルーリボン賞作品賞、第10回毎日映画コンクール日本映画大賞受賞。

《古くは「うきくも」とも》

  1. 空中に浮かび漂っている雲。

  1. 物事の落ち着きがなく不安定なさまのたとえ。「浮き」と「憂き」をかけて用いることが多い。「浮き雲の生活」

[補説]書名別項。→浮雲

出典:青空文庫