うしろ‐おび【後ろ帯】
1 帯を背後で結ぶこと。近世の未婚の女性の風俗。後ろ結び。→抱え帯 →前帯 2 若い娘。また、帯を背後で結んだ素人風の若い遊女。
うしろ‐かげ【後ろ影】
その場を去って行く人の後ろ姿。
うしろ‐がえり【後ろ返り】
[名](スル)後方へとんぼ返りすること。
うしろ‐がみ【後ろ髪】
1 後頭部の髪の毛。 2 (「後ろ髪を引かれる」の形で)心残りがしてなかなか思い切れないこと。「—を引かれる思いで家を出た」
後(うし)ろ髪(がみ)を引(ひ)か◦れる
⇒後ろ髪2
うしろ‐きず【後ろ傷/後ろ疵】
逃げる時にからだの背面に受けた傷。武士はこれを恥とした。⇔向こう傷。
うしろ‐ぎたな・い【後ろ汚い/後ろ穢い】
[形][文]うしろぎたな・し[ク]いさぎよくない。卑劣だ。「子供を餌(ゑば)に恩にかけて味方にせんと—・い信玄に」〈浄・廿四孝〉
うしろ‐くび【後ろ首/後ろ頸】
首の後ろ側。
うしろ‐ぐら・い【後ろ暗い】
[形][文]うしろぐら・し[ク] 1 他人からとがめられるようなやましいことをしている。また、やましさを感じている。「何も—・いところはない」 2 心に裏表があるようにみえる。二心があるようだ。...
うしろ‐げさ【後ろ袈裟】
背後から袈裟がけに切ること。