うわて‐なげ【上手投げ】
1 相撲のきまり手の一。相手のまわしを上手(うわて)に取り、自分のほうに引き寄せながら腰を入れて投げ倒す技。 2 野球で、腕をほぼ真上から下へ振り下ろすようにして球を投げる投げ方。オーバースロー...
上手(うわて)に◦出(で)る
人を威圧するような態度をとる。高姿勢に出る。高飛車に出る。「相手が弱いとわかるとすぐ—◦出てくる」
うわて‐ひねり【上手捻り】
相撲のきまり手の一。上手から相手のまわしを引き、上手投げとみせて反対方向へ、自分の片腰を沈め気味にひねり倒す技。逆捻り。
うわて‐まわし【上手回し】
1 相撲で、上手で相手のまわしをつかむこと。また、そのまわし。 2 帆船の操船法の一。逆風で帆走する際、帆と舵(かじ)の操作で船首を風上に回して風を受ける舷を変え、針路を変更すること。
上手(うわて)を行(い)・く
能力や性格などが、他の人より優れている。
うわ‐なげ【上投げ】
湯を先にさして、あとから茶を入れること。⇔下投げ。
うわ‐なげし【上長押】
鴨居(かもい)の上に渡す長押。⇔下長押(したなげし)。
うわ‐なり【上鳴り/表鳴り】
笙(しょう)などを吹くとき、正しい音以外に、他の箇所の管中の薄片が共鳴して軽く発する不必要な音。
うわ‐なり【後妻】
1 あとに迎えた妻。上代は前妻または本妻以外の妻をいい、のちには再婚の妻をいう。⇔前妻(こなみ)。「この—こなみ、一日一夜よろづのことを言ひ語らひて」〈大和・一四一〉 2 ねたみ。嫉妬(しっと)...
うわなり【嫐】
歌舞伎十八番の一。後妻(うわなり)打ちの風習を題材としたもので、原形は元禄12年(1699)江戸中村座上演の「一心五界玉(いっしんごかいのたま)」にある。