え‐こう【回向/廻向】
[名](スル)仏語。 1 死者の成仏を願って仏事供養をすること。「冥福を祈って—する」 2 自分の修めた功徳(くどく)を他にも差し向け、自他ともに悟りを得るための助けとすること。 3 浄土真宗で...
え‐こう【衣桁】
「いこう(衣桁)」に同じ。
え‐こう【壊劫】
仏語。四劫(しこう)の第三。世界が破滅する時期。
えこう‐いん【回向院】
東京都墨田区両国にある浄土宗の寺。無縁寺ともいう。山号は国豊(こくぶ)山。開創は明暦3年(1657)、開山は遵誉貴屋(じゅんよきおく)。幕府が明暦の大火の犠牲者を供養するため建立。その後も牢死者...
えこう‐ちょう【回向帳】
葬儀に際して、贈られた供物や香典の額、贈り主の氏名などを記録しておく帳面。香典帳。
えこうほつがん‐しん【回向発願心】
三心の一。自分が修めた善根功徳を他にも振り向けて、自他ともに極楽浄土に往生しようと願う心。
えこう‐もん【回向文】
日常の勤行(ごんぎょう)や法会(ほうえ)の終わりに、修めた功徳を一切衆生(いっさいしゅじょう)に振り向けるために唱える願いの経文。ふつう偈頌(げじゅ)または陀羅尼(だらに)を唱える。回向偈(えこ...
え‐こうらい【絵高麗】
《「えごうらい」とも》白泥土で化粧がけした素地の上に、鉄砂釉(てっしゃゆう)の文様が描かれた陶器。江戸時代には李朝(りちょう)時代の朝鮮産をさしたが、近年は中国の磁州窯のものもいう。
え‐ごうろ【柄香炉】
《「えこうろ」とも》仏具の一。持ち運びできるように柄をつけた香炉。手炉。