げんせい‐りん【原生林】
昔から現在まで、一度も人手が加えられたことのない、自然のままの森林。原始林。 [補説]書名別項。→原生林
げんか‐れき【元嘉暦】
中国で、元嘉20年(443)に何承天(かしょうてん)によって作られた太陰太陽暦。日本に伝えられた最古の暦とされ、持統天皇の代に採用されたという。
けん【拳】
1 手を握り固めたもの。こぶし。握りこぶし。 2 二人以上が、手や指でいろいろの形を作って勝敗を争う遊戯。江戸時代、中国から長崎に伝えられたもの。本拳・虫拳・狐拳(きつねけん)(藤八拳(とうはち...
げん‐きん【現金】
[名] 1 手持ちのかね。その場で受け渡しをすることのできる金銭。また、金銭をその場で受け渡しすること。キャッシュ。「—で支払う」「—の持ち合わせがない」 2 通用の貨幣。小切手・手形・為替な...
けん‐ぎょう【検校/撿挍】
1 物事を調べただすこと。また、その職。 2 社寺で、事務を監督する職。また、一寺の上位者で衆僧を監督する者。 3 荘園の役人の一。平安・鎌倉時代に置かれた。 4 室町時代以降、盲人に与えられた...
げんきん‐つうか【現金通貨】
法律によって強制通用力が与えられた貨幣。中央銀行が発行する銀行券と政府が発行する貨幣(硬貨)の総称。マネーストック統計では銀行券発行高と貨幣流通高の合計をいい、金融機関が保有する現金は含まれない...
けんさつかん【検察官】
《原題、(ロシア)Revizor》ゴーゴリの戯曲。5幕。1836年初演。巡察の検察官とまちがえられた主人公を中心に、役人の不正が暴かれる喜劇。当時の社会悪を批判した作品。
ケンコー【Qenqo】
ペルー南部の都市クスコの北郊にある、インカ帝国時代の遺跡。表面にさまざまな加工を施した巨大な石灰岩があり、宗教的祭礼の場だったと考えられている。
げんこう‐の‐へん【元弘の変】
元弘元年(1331)、後醍醐天皇が企てた鎌倉幕府討伐の計画。未然に露見し、天皇は笠置(かさぎ)寺や有王山中に逃れたが、翌年捕らえられ、隠岐(おき)に流された。幕府滅亡の直接の動因となった。
げんしわくせいけい‐えんばん【原始惑星系円盤】
恒星誕生の前段階にあたる牡牛座T型星の周囲にある濃いガスと塵(ちり)からなる円盤。原始星円盤の名残であり、円盤の中では直径10キロメートル程度の微惑星が形成され、衝突や合体を繰り返して原始惑星や...