こく‐こく
[副] 1 居眠りのために上体が前後に揺れ動くさま。こくりこくり。こっくりこっくり。「爺さんは相変らず—居睡りを続けて居るので」〈風葉・青春〉 2 物が軽く触れ合う音などを表す語。「白い飯を堅く...
飾(かざ)りを下(お)ろ・す
髪を剃って、僧尼となる。落飾(らくしょく)する。「孝謙天皇も、大菩提心をおこし、御—・させ給ひ」〈平家・八〉
おこし‐だね【粔籹種】
おこしの材料とする、米や粟を蒸し、乾かして煎ったもの。
あわ‐やき【粟焼(き)】
1 粟を蒸してついた餅(もち)で餡(あん)を包み、小判形に焼いた菓子。 2 粟おこし。
あわ‐おこし【粟粔籹】
糯粟(もちあわ)を蒸して煎(い)り、黒砂糖を用いて固めたもの。現在は、蒸して乾燥し煎って砕いた糯米と水飴(みずあめ)とで作る。大阪の名物。岩おこし。
いり‐だね【煎り種/炒り種】
米・糯粟(もちあわ)などを蒸して干し、さらに煎ったもの。おこし・落雁(らくがん)などの材料。
いむ‐び【斎火/忌(む)火】
不浄を斎み清めた火。火鑽(ひき)りでおこし、神饌(しんせん)の調理など神事に用いた。いみび。
いわ‐おこし【岩粔籹】
堅く固めたおこし。江戸時代以来、大阪の名物。
おこし‐ずみ【熾し炭】
赤くおこした炭火。
おこし‐ごめ【粔籹米】
米に蜜(みつ)をまぜ合わせながら煎(い)った菓子。後世のおこしの原型。