ごく‐ない【極内】
[名・形動]きわめて内密であること。また、そのさま。極秘。「事件を—に処理する」
ごく‐ない【獄内】
牢獄(ろうごく)の中。監獄の中。獄中。
獄(ごく)に下(くだ)・る
⇒下る4
ごく‐に‐たた◦ず【ごくに立たず】
[連語]《「ごく」は語義未詳》何の役にも立たない。「聞いてゐればぐどぐどと何をごくにもたたぬこと」〈浄・鑓の権三〉
ごく‐ぬすびと【穀盗人】
江戸時代、なんの役にも立たずに、俸禄だけをもらって過ごしている者をののしっていう語。ろくぬすびと。ごくつぶし。
ごく‐ねち【極熱】
「ごくねつ(極熱)」に同じ。「—の頃は、誰も誰もをさをさ内へも参り給はず」〈宇津保・沖つ白浪〉
ごく‐ねつ【極熱】
きわめてあついこと。また、はなはだしい暑さ。「—の太陽」
ごくねつ‐じごく【極熱地獄】
大焦熱地獄のこと。
ごく‐の‐おび【玉の帯】
束帯のとき、袍(ほう)を腰のあたりで束ねるために用いる革製の帯。銙(か)とよぶ玉の飾りが縫いつけてある。上達部(かんだちめ)以上の者がつけた。ごくたい。
ごく‐の‐もの【曲の物】
雅楽で、器楽曲のこと。曲(ごく)。「—など上手にいとよく弾き給ふ」〈源・竹河〉